碧き湖

実はこの道東旅で、どうしても行きたい場所がありました。
時間的にも行き先的にも余裕があったので、行ってしまうことに。
事前調査では、陸別からその場所へ抜ける道は未舗装だとか、そもそも全通してないとか…。
一旦足寄市街まで戻ってそこへ行くとなると非常にタイムロスが痛い。

ま、道が通ってるかどうかも含めて行ってみましょうかね。
ダメならダメで引き返そう。r143北見白糠線。カネラン峠超えルート【場所はここ】。

青看板が示すのは阿寒湖畔44kmの文字。
しかし奥は通行止めだとか道がない、なんてのは北海道でよくある話ですよ。
半分不安があるも、きれいに舗装されている道。それに後から大型トラックがやってくる。
こんな山の中にトラックってことは盲腸線ではなく、通り抜けできるということですよ。


ま、通じてはいたのですが、途中からダートになりましたとさ。
砂利が異様に深く、コーナーでリアが流れて半分ドリフト状態で走ること20分。
無事に峠を抜け、R242へ合流することができました。


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さて、そこから走ること40分。ようやく目的地に到着。

それがこの「オンネトー」です。一生に一回でいいので来たかった場所。
美瑛は白金の青池のように、非常に青い湖。
写真の山は左が「雌阿寒岳」、右が「阿寒富士」。

天候や日の当たり具合などによって色を変えるため、五色沼とも呼ばれています。
吹き抜ける風がとても気持ち良い。

この色には目を奪われます。来た甲斐があった。


さて、既に時刻はお昼も過ぎている頃。
陸別でお目当ての豚丼を食すこともできずにふらっとやってきたオンネトー
何かよいお店はないものかと思って彷徨ってみると…。

オンネトー茶屋なるものが。ええい、この際なんでもいい!食べるもの!

ってことで頼んだ「山菜ぶっかけうどん」。地場産のラワンブキにコゴミが入っています。
これがまた美味しい。ちなみに、この店で出す水は阿寒の湧水だそうです。

店の横に生えているラワンブキ。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ラワンブキは非常に大きくなるフキです。
写っているフキも私の身長(170cm)を超える高さで、物によっては3mを超えるものもあるとか。
大自然に囲まれたこの風景、またいつか見に行きたいと思います。


ちなみにこの日、オンネトーへ入る道でバスが路外に落ちて横転していました。【コレ
バスがひっくり返って落ちている姿に唖然としましたが、死者が出なかったのは幸い。


撮影日:2010/7/17(足寄郡足寄町/オンネトー
Panasonic LUMIX GF1 with... LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.