"銀河"は続く・道の駅「オーロラタウン93りくべつ」

糠平から一路向かうはこの日最初の道の駅「オーロラタウン93りくべつ」。
帯広から実に100km離れている場所。
サイドウィンドウから差し込む強い日差しに耐えつつ走ること約1時間半。

到着。

建物は、ふるさと銀河線陸別駅をそのまま利用したもの。
道東に共通するのは、元鉄道駅を利用した道の駅が多いこと。
やはりそれだけ沿線住民にとって大きな存在だったのでしょう。

駅の裏へ出るとホームだけではなく、当時の車両が動態保存されています。
これは凄い。
しかし車掌さんの背が高いばかりか、顔がモロに出てて怖いです…。

駅名標も当時のまま。
ここ陸別は、夏は30℃・冬はマイナス30℃と道内でも有数の寒暖差が厳しい地域。
そこに鉄道を通し、保守管理・運営していた人々には頭が下がります。

ちなみに、ここでは車両の運転体験があります。
私も生まれて初めて鉄道車両を運転してみることに。→詳しくはココココ

改札口で2000円を払い、跨線橋を越えた0番線へ。
…ホントこの跨線橋、懐かしい匂いがします。

残念ながらふるさと銀河線は2006年に廃止されました。
しかし、今でもこうして当時の車両を保存し、さらに利用していることが凄い。

今回私が運転したCR75型。
車両に乗り込むと、運転士さんに手ほどきを受けながら運転開始。
駅構内を3往復ほど、15分間運転できます。これで2000円は満足度高し。


運転士さんにお話を伺うと、約半世紀の間、この路線を運転されていたそうです。
当時は池北線。第三セクターになる前からです。
「今でもこうして使ってくれているのがありがたい」と仰っていたのが印象的。
人も車両も路線も当時のまま。沿線の方々の、この鉄道に込めた思いが良く分かる場所でした。


撮影日:2010/7/17(足寄郡陸別町/道の駅「オーロラタウン93りくべつ」)
Panasonic LUMIX GF1 with... LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.