士幌線を追うⅢ 幌加に残る記憶

※2010/8/14:全写真を調整/修正。
タウシュベツ橋梁が水没しているのを確認し、涙ながらに向かうは幌加駅。
初夏には一面にルピナスが咲き乱れているそうですが、訪れたのはシーズンも終わった頃。
遅咲きのルピナスが1本でも咲いていればよいな…。
しかし暑い。

第五音更側橋梁。
横の国道橋から撮影するの忘れてたので、このカットのみorz
次回はそのアーチの美しさを撮る!

幌加駅方面へ向かいます。

士幌線が通っていた、その痕跡が残っています。

歩くこと約400m、幌加駅跡へ到着。倒木を片付ける人で栄えた街だったそうです。
それ以外に産業のない地域は、衰退も早かった。
当時の繁栄は、今この場所の看板が伝えてくれます。

同じ場所の今の姿。ここに350人が住んだ街があったとはにわかに信じがたい。
この姿は山間の信号所といっても違和感を感じないです。

まだ残るポイント。

横に切り替えレバー。きちんと可動します。
体重をしっかりかけ、一気にぐっと。(写真に写っているのは相方)

奥に伸びる線路と幌加駅ホーム。

駅名標。これは有志の方々により再設置されたものだそう。
人がいなくなっても、ここを愛する人がいるって証拠です。

遅咲きルピナス発見。咲き終わりながらに残っていてくれてよかった。
来年もまたきれいな花を付けてくれることを祈ります。

青空が気持ち良い。山間にひっそりと残る、士幌線の記憶。


撮影日:2010/7/17(河東郡上士幌町/旧国鉄士幌線 幌加駅)
1・3〜11枚目:Panasonic LUMIX GF1 with... LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
2枚目:Panasonic LUMIX GF1 with... LUMIX G VARIO 45-200mm/F4-5.6/MEGA O.I.S.