誰がための景観

潮まつりネタに乗じて。

がらす市が行われた旧国鉄手宮線跡地にある「木」の話。

場所はこの辺。ここには立派なポプラの木が立っています。
これは小樽市分庁舎の横。写真では分かりませんが、実は4本の並木。蔦まみれの壁も印象的。

しかし、この並木と壁は近いうちに伐採・壊される運命にあります。→記事
さて、ここで色々と突っ込んでみましょうか。

「こんな大きな木が倒れたら大変」→北大のポプラ並木を薙ぎ倒したあの台風でも無傷でしたが?
手宮線との一体感を出したい」→手宮線が現役の頃からある木を切り倒し、何をもって一体感と?
「ポプラは根が浅い」→素人判断ではなく、樹木医に診てもらいましたか?
「電柱は撤去費用が2千万円かかるので残す」→でも隣の建物は1億5千万円かけて直すんですよね?
小樽市は景観行政団体。小樽市景観計画を2009年施行」→聞いて呆れる。木を知らずに景観都市を語るな。

少なくとも、近所の伏古公園にはこれより大きいポプラ並木が立っております。
根が浅く、危険だというならば、これらも全て伐採せねばなりませんね。


こじつけにしか聞こえない理由など聞こえぬかのように、ポプラは風にそよいでいます。
この景色が見られるのも、あと少しなのが惜しい。無駄とは思いつつも市長の英断を祈るばかり。


撮影日:2010/7/24(小樽市色内/旧国鉄手宮線"ポプラ並木")
Panasonic LUMIX GF1 with...
1・3枚目:LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.
2・4枚目:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.
5枚目:LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.