士幌線を追うⅠ

道東旅の初日は、糠平湖畔にある糠平温泉ホテルへ宿泊。
他の宿泊客がいないということもあり、温泉は貸し切り!
(旅行で宿泊する場所は、曜日の関係もあって大抵こうなる)
源泉100%の掛け流しです。なんたる贅沢か!

晩ごはんがまた旨い!そして多い!
地場産の山菜に魚。全て美味しくいただきましたよぉー。


ホテル内はタウシュベツ橋梁の写真だらけ。
美しい姿を一目見たいと思ったものの、どうやら今年は既に水没してるとか…。



翌朝、まぁひとまずタウシュベツへ。そして幌加駅へと向かう。
その途中、士幌線が誇るアーチ橋梁群の1つへ。

士幌線は昭和62年に廃線となりましたが、橋梁群は散策路として活用されています。
ある物を活かす。そして「そこにあったもの」を伝え続ける人たち。
せめて自分はそれを記録に残し、広く伝えたい。

橋の上からの眺め。湖面も穏やか。
車窓から見るとまた違ったのでしょうね。


橋の奥からは湖畔へ降りられる階段がありました。
そりゃ行くでしょ?当たり前でしょ?

湖面に映り込む橋脚。言葉は要らない。
足下はすぐ湖水が来ているのですが、できるだけ近づきたいのが自分。
行けるだけ行こう。こういう時に小さくて軽いカメラはありがたい。

これが今回の限界。(左足負傷してましたし…)
美しいアーチの姿を少しでもお伝えできればと思います。あとは是非現地へ!


三の沢橋梁を堪能して、さぁタウシュベツへ…と思いきや。

これは、前の晩に見た「エコレールトロッコ」ではないですか。
エコレールトロッコ士幌線跡にある木製軌道です。こんな場所にあったとは。
乗りますよそりゃ。日差しが強すぎて木漏れ日散策も良さそうだしね。

ロッコといってもこれは人力。後にミニ自転車がついていて、前に木製トロッコ
後の人が漕ぎ役です。行きはやや下りなので、女性は最初に漕ぐのが良さそう。

森。本当に森。ここを鉄道が走っていたなんて信じがたいけれども…。
このトロッコは冬期間も営業しているそうです。ラッセル仕様になるとか(笑

途中途中にこのような案内看板も。士幌線跡をより強く感じさせてくれます。

約500m先にあるターンテーブル。これ本当に本格的で感動しました。
このトロッコは単線なので、折り返し地点で向きを変える必要があるのです。

こんな感じ。よくできてるなぁー!すごい!


ここの管理をされている方にお話を聞くと、士幌線の跡地を使って何かできないかを考え
その結果がこのエコレールだったそうです。
小樽が地元だと伝えると、「手宮線ありますよね〜」と。ちょっと嬉しい。
こういった「体験させるもの」が…小樽にもあればいいのに。


撮影日:2010/7/17(上士幌町ぬかびら源泉郷/三の沢橋梁・森のトロッコエコレール)
Panasonic LUMIX GF1 with... LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.