メモとして

これから始める方にも。


ひょんなことから我が家の一員となったクワズイモ
この1ヶ月間で分かったことや、気をつけるべきことをメモ。


<どんな植物?>

学名:アロカシア・オドラ(Alocasia Odora)
科:サトイモ科 属:アロカシア属
耐寒性あり(5℃以上)・耐陰性あり・常緑多年草

サトイモの仲間だけあって芋があります。ただし食べられないので「食わず芋」。
この先端からたくさんの葉を出しますが、その生長速度は筆舌に尽くしがたく…。
その様から「出世芋」と呼ばれ、開店・開業祝いなどに贈られるそうな。

芋の先端部。
新しい葉柄の内側にふくらみがあり、そこから次の葉が伸びていきます。
つまり新しい葉ほど内側に、古い葉ほど外側に寄せられていくわけです。
古い葉は徐々に垂れてきて、黄色く変色します。根元から切ってあげましょう。


<どんな葉っぱ?>

葉は大きく、縦長のハート型。
カエルの雨傘としてイラストに描かれることもあります。
この葉の大きさこそが、クワズイモの魅力ですね。
葉の蒸散作用も強く、葉の縁や先端には水がたまります。
※うちのクワズイモぴちょんくん」はその特徴から命名
高温多湿を好みますので、生育期である春〜秋はこまめな葉水が必要です。
一度ハダニが多数付きましたが、毎日葉水をあげることで駆除できました。
あまりに酷いようなら、薬剤を早めに散布してあげましょう。


<土は何がいい?>
培養土は一般的な「観葉植物の培養土」でも問題ありません。
ただし過湿を嫌います。極力通気性の良い土をブレンドしてあげても良いでしょう。
うちは赤玉土7+腐葉土2+パーミキュライト1の混合に変えましたが、問題ないようです。


<どんな鉢が良い?>
この子は葉の展開もそうですが、根の生育が非常に早いです。
買ってきた状態で根が詰まっていると、一回り大きい鉢でも間に合わないことになります。
通気性の良い培養土なら、二回り大きい鉢にしても問題ないでしょう。
縦に長く葉柄が伸びるので、スタイリッシュに見せたいなら丸くて細長い鉢がオススメ。

※前回の使いまわしで申し訳ないですが…。サンプルってことで
プラ鉢でもかまわないので、細長いものにしてみてはいかがでしょう。


<肥料は?>
ただでさえ伸びるのが早いので、やりすぎると伸びまくりで形も悪くなります。
生育期の春〜秋にかけては、緩効性の肥料を少量ばら撒いておくだけで良いようです。


<その他>
・真夏の直射日光を嫌います。室内の明るいところや、レースカーテン越しの光で。
・葉の縁に水がたまるのは元気な証拠です。ただし室内だと床に水が垂れることも。
・ハダニに掛かりやすいです。葉水は表面+裏面にしっかりとあげましょう。
・細長い白鉢+土の表面に白い石を敷き詰めると雰囲気が出てヨサゲです。
・水をやりすぎると芋部分が腐ります。高温多湿は好みますが、過湿は嫌う。
・アロカシア・オドラ以外は寒さに弱いそうです。
・上手く育てると子株(子芋?)が出来るらしいです。
・どの植物もそうですが、冬の用土は乾燥気味にし、肥料も与えない。


皆さんも良いクワズイモライフを送ってくださいね。
次回は「パキラの育て方」です。