札幌に住んで

気づいたこと。


私の地元は小樽です。
昨年の10月末に札幌へ引っ越して、早いもので9ヶ月が経とうとしてます。
月1回程、帰ってゴロゴロしてるんですが、それまで写真を撮ろうとしたことはなくて。
離れてみて分かる地元の良さ、っていうものを残しておきたいと思います。



実家近くにある妙見市場。国道5号を越える歩道橋も変わっていません。
「みょうけんいちば」なのですが、私は「みよけんいちば」と覚えています…。

子供の頃はこの辺も非常に活気がありました。
道の両脇にお店が出ていて、絶えず人が歩いていて…。
母に手を引かれて毎日のように訪れていたんですよね。
魚やのおっちゃんに色々おまけしてもらっていたのを覚えています。

何度となく通った歩道橋。
この風景が懐かしく感じてしまったので、何気ないですが1枚。

妙見市場も、近くにある歩道橋も川に蓋をするように造られています。
脚が立つ土台にある小便小僧。コレも結構昔からある気が…。

建物は変わっていなくても、時代は変わってしまって。
近くに良くしてくれたおばさんがいました。
通る度に商品であるはずの身欠き鰊をくれたんですよね。美味しかった。
そのお店も今は開いていません。全ては記憶の中。

裏側。ツタの伸び具合が長い時を感じさせる。そりゃそうだよね。
少なくとも四半世紀前、私が子供だったそれより前からの建物でしょうし。

B棟の中間あたりにある出入り口。風の通り道になっていました。
この出入り口近くにあった雑貨屋さんで、良くお菓子を買ってもらったものです。

B棟の南側出入り口。佇まいは何ら変わってません。
この出入り口の向かいには古めかしいトイレがあります。

川はここから市場へと吸い込まれていきます。
上に見えるタイル張りの壁は、その古めかしいトイレ。
本当に蓋をするように市場が建っているんです。


市場の中には入りませんでした。
もう十何年も中に行っていない。店もずいぶん様変わりしてるでしょう。
懐かしくてどうにかなってしまいそうなので、1人では歩けないかな。