永遠に語り継がれることを祈って
昨日、小樽の酒蔵「雪の花酒造」が50年の歴史に幕を閉じました。
道東旅よりも先に出しておきたい写真があるので、いつもより多めに。
間違いなくそれは至高の逸品。
倉庫はがらんとしていて、これだけで悲しくなる。
工場の周囲をうろついて写真を撮っていたら、お店の方がやってきて「工場、見学する?」と。
お忙しい中、本当に申し訳ないのですが見学させていただきました。
「もう何もないけれど」という言葉は、やはり寂しさを含んでいるように感じた次第。
その針が動くことは、二度とない。
某番組でクイズとして紹介された、古い湿度計。
この酒造の歴史を語る。
ここから出て行った酒は人々に幸せをもたらした。
1つ1つに味がある。そして歴史がある。
実力を物語る。
「何もない」わけではない。ここには確かに「歴史」という宝の山があった。
何人もの杜氏を見てきた建物。
書き込まれない予定表。
無くなってしまうのが本当に勿体ない。
今まで本当にありがとうございました。
そして、おつかれさまでした。
撮影日:2010/7/11(小樽市真栄町/雪の花酒造株式会社)
Panasonic LUMIX GF1 with... LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.