振り返って

写真を掲載。


1月30日の21時半頃。ご飯を食べて帰ってきたくらいでしたか。
実家から電話があって、祖父が危ないということを告げられたのは。
そこから上司に連絡し、土日の出社について交代要員を出してもらい…。
彼女様に荷物の準備を手伝ってもらい、札幌を発ちました。


実家で両親とちくわ(猫)をピックアップ。函館へ急ぎました。
祖父は函館入りしたのが分かったのか、入院中の病院前に着いたとき亡くなりました。
1月31日、午前3時5分。享年84歳。


「おぅるふぁ(仮名)来たか、ゆっくりしてけ〜」
函館に行くたび、そう言って笑っていました。
怒ることを知らない温厚な人でした。よく可愛がってくれたものです。


病室の祖父はすっかりやせ細り、10月の面影がありません。
どことなく、13年前に亡くなった曾祖母に似てる。親子だもんな。
父も、今年還暦を迎えるに当たって、やはり祖父に似てきています。
私もいずれ似てくるのでしょう。



祖父の部屋から撮影した、その日の夕暮れ。ずいぶんと綺麗でした。


函館は道内でも珍しく、火葬を先にしてから通夜・告別式と行います。
しかし火葬場の都合上、出棺・火葬は2月2日。
それまで線香やロウソクの火が絶やせません。初日の1月31日は私を含む孫たち。
翌日は祖父の弟夫妻が、寝ずの番をして火を繋ぎました。
2日目は特に、リビングで仲の良い親戚が集って飲んで騒いで。
祖父もきっと喜んでいたのではないかなと思っています。



次の日(2月1日)の夕暮れ。この部屋から見える夕暮れは本当に綺麗です。



函館の家にいるうさぎの「みみ」たん。大人しくて丸々しててかわええ。
こいつに癒されまくりでした。



出棺・火葬の日(2月2日)の早朝。抜けるような青空。快晴でした。
CPLフィルタを使っていますが、青い空が久しぶりな感じ。気持ちよいですね。



前庭に立つ松の木にスズメが1羽。この下には犬小屋が2つ。
いつも来ているスズメのようです。餌狙いなのかな?近づいても逃げません。



函館山の裏側、中腹あたりに位置する火葬場。そこから眺めた駒ケ岳。
天気が良く、ここまではっきり見えることは珍しいのかな?
白く、その姿をはっきりと見せてくれました。


祖父が亡くなってから、比較的天気の良い日が続きました。
道南は札幌・小樽よりも暖かく、路面にも歩道にも雪がありません。
さすがに春の訪れは早いのかな。今年は雪解けが早いので、それもあるか。