第三部

海岸線を逝く。


千本ナラを後にして山を下ります。
途中、公園のようなところを発見しました。



展望台みたいな建物があります。
割と丁寧に管理されているようで、トイレも綺麗でした。
そして、ウッドチップを敷いた道がまた歩きやすいんです。



展望台から撮影してみました。
霞んでいてよく分かりませんが、奥に雄冬岬が見えます。



ぽつんと1台のシビ子。実は手前側に他にもう1台います。
老夫婦が木陰で休憩されてました。
セミの音と適度な日光と気持ちよい風。いい場所です。



公園から、R231へ戻ろうとする下りの道すがらで撮影。
海岸線沿いは絵になりますね。


そのまま山を下ります。帰りも九十九折りのブラインドコーナー
連続して続いていますが、良いのは下りは全線舗装だということ。
幅も1.5車線、退避ポイントも多数という違いっぷり。




砂浜に出ました。写真左の山が、ちょうど今下ってきたところです。
こうやって見ると結構標高が高いところにあるんですね。ナラは。



シビ子と砂浜。そいやこういうコラボは初めてかもしれませんね。
そしてこの海岸で波打ち際に落ちてる貝拾い(ビーチコーミングとか
言うらしいですが…)を十数年ぶりに行ないました。
大量に貝殻ゲット。
詳しくは彼女様のBlogをご参照ください。



砂浜を後にして、本格的に雄冬岬を目指します。
徐々にですが、目的である岬が迫ってくるとともに切り立った断崖が
海まで迫り、トンネルの数も多くなってきます。


浜益覆道・床丹覆道・二ツ岩トンネル・千代志別トンネルと続き、
ガマタトンネルから覆道・タンパケトンネル・タンパケ覆道と
連続したトンネルを抜けると、そこに雄冬岬が姿を現します。



切り立った断崖絶壁、いかにも日本海側らしい景色。
この岬こそが、R231の全通を長期に渡って阻止し続けた難所です。
ここを通した技術者の方々には頭が下がる思いです。



雄冬岬トンネルの手前と奥にはパーキングエリアがあり、これは
トンネル手前のところに掲げてあった看板です。




トンネルを抜けたところにある立派な碑。
ようやく到達した、という気にさせてくれました。
雄冬の集落は長いこと陸の孤島状態でした。交通手段は札幌側からも
留萌側とも道がないため、当時は全て船便のみだったそうな。
当然、海が時化ると何日も船が来ないこともあったそうです。



白銀の滝とシビ子。徐々にですが崖の上が霞みはじめました。




第四部に続く。