Intelにフォーカス
たまにはIntelの話題でも扱ってみましょう。
2006年第一四半期、Intelが満を持してリリースするCPUがあります。
共通するのは製造プロセス*1が現行の90nmから65nmに変わったこと。
これにより発熱・消費電力の低減が期待出来ます。
以前のNorthwood(のーすうっど)コアからPrescott(ぷれすこっと)へ変わった時は流石に
「Intel終わってる」といわれましたが、今回は果たして・・・。
簡単にまとめたものを下に掲載してみます。
間違い、追記などありましたらご一報をおねげーします(*´∀`)
Cedar Mill(しだーみる) - Pentium4 6x1 シリーズ
デスクトップ向けCPU(シングルコアのコードネーム)です。
共通事項としてソケット:LGA775、L2キャッシュ:2MB、製造プロセス:65nmで、
モデルナンバーはPentium4 6x1(xは3〜6まで)となります。
FSBは以前と変わらず800MHzです。
631(3.0GHz) / 641(3.2GHz) / 651(3.4GHz) / 661(3.6GHz)
65nmに細分化しTDPが減って、以前のPentium4よりも発熱は減った・・・ようです。
とはいえ最大クロックが以前の3.8GHz(Pentium4 670)から3.6GHzになってますね。
Presler(ぷれすらー) - PentiumD 9x0 / Pentium Extreme Edition(XE) シリーズ
デスクトップ向けCPU(デュアルコアのコードネーム)です。
共通事項としてソケット:LGA775、L2キャッシュ:2MB*2コア、製造プロセス:65nmで、
モデルナンバーはPentiumD 9x0(xは2〜5まで)、Pentium Extreme Edition 955となります。
FSBはPentiumD 9x0が800MHz、Pentium XEが1066MHzです。
なお、Pentium XE 955はHyper-ThreadingがEnableになってます。
2コア*2スレッドなので、4スレッド同時処理が可能です。値段もヤバいですが。
920(2.8GHz) / 930(3.0GHz) / 940(3.2GHz) / 950(3.4GHz)
Pentium Extreme Edition 955(3.46GHz)
CedarMillと同じく65nmに細分化。TDPも減って発熱と消費電力を低減。
・・・のはずがL2キャッシュ増量により帳消しになってるようです。相変わらず爆熱のヨカン。
Yonah(よなー) - Intel Core Solo T1xxx シリーズ
モバイル向けCPU(シングルコアのコードネーム)です。
共通事項としてソケット:Socket479、L2キャッシュ:2MB、製造プロセス:65nmで、
モデルナンバーはIntel Core Solo T1xxx(xは3〜)となります。
FSBは以前の533MHzから上がり、667MHzとなりました。
T1300(1.66GHz)のみ?
それまでの「PentiumM」ブランドから「Intel Core」ブランドへ転換。ややこしいですね。
シングルコアのIntel Coreは今のところ1つしか出ていないようです。
ちなみにEM64T非搭載です。
Yonah(よなー) - Intel Core Duo T2xxx / L2xxx シリーズ
モバイル向けCPU(デュアルコアのコードネーム)です。
共通事項としてソケット:Socket479、L2キャッシュ:2MB、製造プロセス:65nmで、
モデルナンバーはIntel Core Duo T2xxx(xは3〜6)となります。
PentiumDと違うのは、2MBのL2キャッシュを2つのコアで共有することです。
クロック重視から効率重視に転換したのが伺えます。
またFSBはIntel Core Solo同様、667MHzとなりました。
T2300(1.66GHz) / T2400(1.83GHz) / T2500(2.0GHz) / T2600(2.16GHz)
L2300(1.5GHz) / L2400(1.66GHz)
Intel本命のモバイル向けCPU「Intel Core」ブランド。
とうとうデュアルコアでAMDを追撃する体勢に入った感じですね。
T2xxxはTDP31Wの通常版、L2xxxはTDP15WのLV(Low Voltage)板です。
とはいえこっちにもEM64Tついてないんですよね。Disableになってるだけ?
Windows VISTAまで引っ張ろうと考えている人にはがっかりかも。