パソコンの諸問題

パソコン内部の熱源。
CPU:間違いなくこれは熱が出る。Athlon64シリーズはPentium4に比べると冷えますが・・・。
グラフィックカード:グラフィック専用CPU(nVIDIA曰くGPU)と言ってもいいですね。
チップセット:nForce4やi945等をはじめ、マザー上のチップも結構熱が出ます。
ドライブ類:HDDも結構熱を持ちます。光学ドライブは使えば使っただけ。
電源:ファンがついてるのが殆どですが・・・これも熱出ます。


ということで熱が出るとそれだけ冷やす(風の流れを作る)必要があります。

  • 冷却

空冷は基本的にファンを使います。
ケース前面:主にHDD冷却用
ケース背面:主に排気
ケース左横:主に拡張カード類の冷却用、CPU用ダクトなど
ケース右横:場合によってHDD冷却用
ケース上部:主に排気
電源:自身の熱排気やCPUの熱排気


場所によって決まります。この限りじゃないですが。
要は前から空気を吸って、HDD→チップセット→CPUと通って背面から出す仕組みです。
あまり効率的じゃないですよね。一番の熱源のCPUが最後ですから。
最近はBTXというCPU→チップセットという一直線の風の流れ(エアフロー)を持つシステムもあります。
あとは水冷システムなどもあります。
ファンの数を減らすことが出来ますが、結局ラジエーターで温まった水を冷やすのでファンは必要。
そして水冷も最終的に排気するのは大気中なので室温以下にはなりません。
ラジエーター部分だけ強制的に野外に出すなどすると効果的かもしれませんが・・・。

  • 騒音

パソコンの主な騒音源。
CPU:ファンの風切音(ファンレス以外)
グラフィックカード:上に同じ
チップセット:上に同じ
ドライブ類:ディスクの回転音・振動による共振音
電源:ファンの風切音(ファンレス以外)

ファンは低回転で回せば風切音も静かになります。
冷却を期待するにはある程度の風量が必要です。
風量はファンの大きさと、ファンの回転数で決まるわけですが、高速回転=騒音です。
理想は12cmなど、大きなファンを低回転で回すこと。ある程度の量は得られます。
高速回転になるとケースへ共振して、新たな騒音の元になります。
小さいケースだとファンを大きく出来ないので悩みのタネ。

  • 対策

CPUの熱を抑えるには、低クロックなもの、もしくはモバイル用CPUを利用。
性能を考えるとPentiumMやTurion64などでしょうか。
これらは消費電力も少ないCPUなので結構オススメです。


グラフィックも同様。
ゲームや画像・映像処理の関係をしないのであればそこまで高性能なものは不要。
場合によってはチップセット内蔵のグラフィック機能でも十分ですが、
メインメモリを喰うので、個人的にはローエンドでもグラフィックカードの装着をオススメします。


チップセットは・・・自己責任ですがファンレスにチャレンジするのも手。
その場合はケース内部のエアフローに十分注意しましょう。


問題はドライブ類。
振動をいかに抑えるか。
実は今、私のメイン機・・・HDDの振動から来る騒音に悩まされています。
HDDを固定するステイからブーンという重低音が響いています。
以前、パソコンの底に樹脂付きの足を取り付けたので、全体から来る振動を机に伝えないようにしています。
それはそれで十分効果的だったのですが・・・内部の振動・騒音は流石にどうしたものか。