各種丘と木めぐり

良いところでした。


しらひげの滝を後にして、ひとまず美瑛市街へ向かいます。

道道966号線をひたすら直進。途中で353号と交差しますのが、旭川方面から来て美瑛を先に見た場合、こちらからでも上富良野へ行くことが出来ます。山道ですが裏通りになるので、美瑛→しらひげの滝→上富良野、も良いルートかと。



ってことで美瑛市内。この景色。まさに北海道といった感じです。
空が凄く広いです。札幌や地元じゃまず得られない開放感がありますね。




丘に広がる畑の中にポツンと立つ3本の木。これが「親子の木」です。



望遠で撮影。何気ない木ですが、この場所では印象的な風景に映ります。
カメラだとこの広大な風景を伝えきれないのが凄く悔しいくらいに。




これはセブンスターの木です。ただのカシワの木なんですけど、私が生まれる前のセブンスターのパッケージに使われていたそうです。昭和51年というから、今から32年前。ずっとこの地を見てきたんでしょうね。



セブンスターの木がある駐車場から撮影した、木より奥の景色。心にしみ込んだ風景だったので思わず撮影しました。
うーん、のどかですねぇ…空気が旨い。乱雑に置かれた牧草ロールすら立派な景色になるのが、この地の魔力なんでしょうか。



セブンスターの木から、ケンとメリーの木へ行く途中に見えた「親子の木」。
美瑛では上記3つの木が有名ですけれど、他にも名も無き木がポツンと立っています。それも風景に溶け込んでいて、自然なのが美しいんですね。




ここにも牧草ロールが…。
一箇所にまとめて置いていないところが何となく好きです。
観光地にありがちな「造った」自然の風景ではなく、大自然に逆らっていないというか、ありのままの姿を見せ続けているからこそ、ここは魅力的に映るんだろうなとも。




ケンとメリーの木。名前の由来はケンメリスカイラインのCMに出たため。
かなりの老木で、寿命間近と木の近くにある看板に書かれていました。一番人が多かったような気がします。
何でも、この土地を所有してる方の祖父に当たる方が植えた木だそうで、すでに90年近く立っているそう。
この地をずっと見続けた老木。周りの風景はさほど変わっていないんでしょうね。




今回の旅で一番綺麗だと思った風景。マイルドセブンの丘。
並んでいるのはカラマツです。これも私が生まれる前、昭和52年にマイルドセブンのパッケージに使われたそうな。
なるほど、マイセンといいスカイラインといいセブンスターといい、このあたりの景色がパッケージに使われていたからこそ、本州の人が抱く北海道のイメージは美瑛近辺の風景なんですかねぇ。道内だとあまりそういったイメージがないと思うんですが。



空と、木と、畑と。小さい悩みで考え込むのが馬鹿らしくなるくらい、自然は懐が大きいです。良い気分転換になる旅だなと、いまさらながらに痛感。



この後、北海道の中央に聳える、大雪山系旭岳のロープウェイへ行く予定だったのですが、雲行きが怪しくなってとうとう雨が…。
うーん、旭岳も雲が掛かっていて、わざわざ60km先へ行く必要があるのか…?と悩み始めたとき、彼女様が知人から仕入れた情報で、富良野にあるガラスの店へ行くことにしました。→ここ



北の国からのファンの方ならご存知かもしれませんが、一路麓郷の森へと向かいます。
しかし、この辺まで来ると青看板に帯広や十勝清水が出てくるんだなぁ…と感慨深げに撮影。帯広・十勝清水も一度行ってみたい場所です。


最近ハマっている梅酒(日本酒ベース)を飲むために、竹の形をしたロックグラスをゲット。
クリスタルガラスのもあったのですが、中々渋い色と形をしていたのでこちらで…。手作りということもあって、同じ形をしているものはありませんでした。
彼女様は葉っぱを象ったガラスのペンダントを購入。うん、良いですね。
ひとしきりガラスの美しさを楽しんだ後、雨が結構降っていたことと、帰りの時間を鑑みて札幌へ戻りました。
ぜひまた来たいところです。この地域は。


皆さんもぜひ一度、夏の富良野・美瑛へ訪れてみては。




追伸。
竹のロックグラスはその日の夜に、早速役目を果たすこととなりました。